グワジン級大型戦艦(グワジンきゅうおおがたせんかん、GWAZINE-CLASS BATTLESHIP)は、アニメ『機動戦士ガンダム』をはじめとする「ガンダムシリーズ」のうち、宇宙世紀を舞台とする作品に登場する、架空の兵器。ジオン軍所属の宇宙戦艦。
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艦隊の旗艦となるべく建造された艦で、ジオン公国軍の艦艇の中でも特に強力であり、モビルスーツを約24機(この値は資料によってばらつきがありはっきりしていない)搭載可能な他、搭載火器も充実している。なお、この艦への座乗はザビ家及びザビ家の信頼を勝ち得た者だけが許されている。
性能は際立って高い艦だったが、連邦軍のマゼラン級戦艦と違って複数を集中運用することは出来なかったようであり、一年戦争終盤の防衛戦において大きな働きを見せることはかなわなかったと考えられる(本編中においては止め画どまりで、戦闘シーンは描かれなかった)。
複数の存在が確認されるものの、少なくともアニメ作品中に登場したものは、すべて艦体色が赤色で、カラー・バリエーションは確認されていない。
グワジン (GWAZINE) は、グワジン級のネームシップであるが、そのために他の艦と混同されがちであり、詳細が不明な艦である。(艦籍番号:BB-38)
1番艦ではないかともいわれるが、グレート・デギンを1番艦とする説と矛盾する。グレート・デギンを1番艦とする説が正しいとすれば、おのずから3番艦ないしは4番艦となる。バンダイ発行の書籍『ENTERTAINMENT BIBLE.1 機動戦士ガンダムMS大図鑑1 一年戦争編』などによると、キシリア・ザビの座乗艦は3番鑑であるとされているが、ここでは具体的な艦名は挙げられていない。
アニメ『機動戦士ガンダム』作中では、他の艦が「グレート・デギン」「グワリブ」「グワラン」などと具体的な艦名で呼ばれているのに対し、キシリア・ザビ少将のみが自分の艦を「グワジン」と呼んでいる。このことから、キシリア・ザビの座乗艦が具体的な艦名としてのグワジンなのではないかとするのが通説である。
また、アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場する幽霊艦は、ラポート発行の書籍『機動戦士Ζガンダム大図鑑』によれば「グワジン」であるとされる。だとすれば、遅くとも宇宙世紀0087年までには撃沈し、スペースデプリとして漂っていたことになる。『ENTERTAINMENT BIBLE.1 機動戦士ガンダムMS大図鑑1 一年戦争編』ではキシリアの3番鑑はア・バオア・クーの戦いで撃沈したとされるため矛盾はしないが、根拠は薄弱である。
ネームシップであるにもかかわらず3番鑑となっているのは、ホワイトベースと同様に実際の慣例を知らずに、作品内でのイメージだけで設定を作ってしまったためである。この矛盾を回避するため、現実世界ではネームシップと1番鑑は同じでないこともあるという、いささか無理のある弁明がなされる事もある。艦籍番号(ハルナンバー)は、講談社発行の書籍『機動戦士ガンダムMSVコレクションファイル 宇宙編』による。
グレート・デギン
グレート・デギン (GREAT DEGWIN) はデギン・ソド・ザビ直属の艦隊の旗艦である。『ENTERTAINMENT BIBLE.1 機動戦士ガンダムMS大図鑑1 一年戦争編』やホビージャパン発行の書籍『一年戦争史』などによれば、1番艦とされる。
この艦はア・バオア・クーにおける最終決戦の直前である宇宙世紀0079年12月30日、デギン自らが地球連邦との和平を結ぶためにこの艦とムサイ数隻で独自の行動を取り、連邦軍のレビル将軍の艦隊と接触しようとしたところを、ギレン・ザビの謀略によりソーラ・レイによって沈められた。
アニメ『機動戦士ガンダム』が打ち切られなかった場合の設定資料(いわゆるトミノメモと呼ばれる富野由悠季の設定資料)によれば本艦は、総大将たるレビルの艦隊以前にホワイトベースに接触して和平の仲介を求めるが、ギレンの意を汲んだモビルスーツ・キケロガ部隊の襲撃によってデギン諸共沈められることになっていた。
艦首に大きく黄色いジオンの紋章が象られているのが特徴。
グワメル
グワメルは、みのり書房発行の書籍『ガンダムセンチュリー』に登場。2番艦とされる。同書によれば、地球侵攻作戦のおり、大気圏突入試験が行われた。しかし船体の強度不足から高度30,000mで空中分解した。この事故の以後グワジン級の大気圏突入は行われることがなかったとされている。
アサルム
アサルム (ASALUM) は元々、小説『機動戦士ガンダム』に登場したジオン軍宇宙戦艦の名前である(グワジン級であるとは書かれていない)。その後、山口宏のゲームブック『機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星』にグワジン級5番艦として登場した。ジオン公国軍突撃機動軍に所属しているマ・クベの座乗艦。シャア・アズナブルがア・バオア・クー脱出の際に使用したとされている。書籍『機動戦士Ζガンダム大辞典』でも言及されている。
グワラン
グワラン (GWARAN) は、『機動戦士ガンダム』に登場。ジオン公国軍宇宙攻撃軍司令官ドズル・ザビの座乗艦。ブリティッシュ作戦やルウム戦役時のジオン軍宇宙艦隊の旗艦でもある。
連邦軍のソロモン攻略戦時には、ティアンム提督率いる連邦軍艦隊を迎撃するも、他のグワジン級その他の戦艦2隻と共に撃沈されたとされる。しかし、劇場版の絵コンテによれば、終戦後にシャアを乗せグラナダから離脱してアクシズに向かうグワジン級はこのグワランである。上記のアサルム同様シャア・アズナブルがア・バオア・クー脱出の際に使用したと言われているが、定かではない。講談社発行の書籍『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』においても詳細は不明とされている。
グワリブ
『機動戦士ガンダム』に登場。ジオン公国軍突撃機動軍司令官キシリア・ザビの座乗艦であるとする説もあるが、劇中でグラナダからの出航後、キシリアがグワジン級に座乗している時に窓からこのグワリブが見えるうえ、さらにア・バオア・クーへ先に向かわせたことを言及するシーンがあることから、キシリアの座乗艦とは別の艦であることが分かる。資料によってはギレンの座乗艦とする説もある。
ガンドワ
小説版『機動戦士ガンダム』におけるドズル・ザビの座乗艦。
] ギドル
小説版『機動戦士ガンダム』におけるソーラ・レイ指揮艦。アニメ版におけるソーラ・レイ指揮艦の名称は不明。
ズワメル
『モビルスーツバリエーション』に登場。終戦後にグラナダから離脱してアクシズに向かった艦の一隻。なお、『モビルスーツバリエーション』ではザンジバル級にも同名の艦が登場する。
グワシュ
漫画『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』に登場。ルウム戦役への参加が確認されているほかは詳細不明である。
グワダン
ホビージャパン発行の書籍『一年戦争史』に登場。詳細不明。後のネオ・ジオン旗艦グワダンとの関係も不明。
グワバン
バンダイ発行の書籍『ENTERTAINMENT BIBLE.3 機動戦士ガンダムMS大図鑑3 アクシズ戦争編』に登場。詳細不明。
グワザン
漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』に登場。宇宙世紀0077年、マハラジャ・カーンがアクシズへ赴任するための長期航海に使用されたほかは詳細不明である。
グワデン級大型戦艦
グワデン
グワデン (GWADEN) は、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場。グワジン級6番艦とされている。
一年戦争最終局面のア・バオア・クー攻防戦時からの、エギーユ・デラーズの座乗艦及び彼の麾下艦隊の旗艦。一年戦争後は、デラーズ・フリートの拠点である茨の園の中枢部としても機能した。
デラーズ紛争最終局面において、シーマ艦隊によって制圧された後アナベル・ガトー搭乗のノイエ・ジールにメインブリッジを破壊され、脱出したシーマ・ガラハウ搭乗のガーベラ・テトラによって後部モビルスーツデッキを破壊されたが、最終的にはソーラ・システムIIの照射に巻き込まれて撃沈された。
グワジン級戦艦とされ、形状も一般的なグワジン級と差異はない。しかしこの艦の大きさは全長が440mと、他のグワジン級の294mと比べると1.5倍以上もの数値になっており、長さにおいてはドロス級大型空母にも匹敵する。そのため、講談社発行の書籍『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』などの資料では、グワデン級という別の艦種に分類されることもある。また、艦内に広々とした謁見室を有しているため、「ギレン・ザビの座乗艦ではないか」とする説もある。近年、OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO』では、第603技術試験隊からの援護を受け、ア・バオア・クーから離脱する場面が描かれている。
主な後継艦
グワジン級は大型戦艦の代名詞となり、後のアクシズやネオ・ジオンでグワジン級の流れを汲む戦艦が建造されている。ちなみに、グワジン級の同型艦のみならず、ここに掲げる後世の改良型も全て、艦体色が朱色に統一されている。
グワンバン
グワダン
サダラーン
レウルーラ